
こんにちは、サラリーマン個人投資家の有馬です。今回はPERとPBRの違いについて分かりやすく解説します。
PERとPBRそれぞれの特徴については別記事で解説してます ↓
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この記事を読むメリット
- PERとPBRの3つの違いが分かる
ではいきましょう。
【PERとPBRの違いは3つ】分かりやすく解説します
PERとPBRの3つの違い
- PERは純利益で、PBRは自己資本で計算される
- PERは未来を、PBRは現在を表す
- PERの目安は業界ごと、PBRの目安は1.0
違い①:PERは純利益で、PBRは純資産で計算される
PERとPBRは計算式が違います。
PER = 株価 ÷ 1株あたりの(予想)当期純利益
PBR = 株価 ÷ 1株あたりの純資産
PERとPBRは「割安かどうかを表す指標」という意味では同じですが、割安かどうかを測る要素が異なります。
※純資産とは企業の総資本から負債を引いた金額のこと。企業が返済する必要のない金額です。
違い②:PERは未来を、PBRは現在を表す
PER = 株価 ÷ 1株あたりの(予想の)当期純利益
PERは株価を予想の当期純利益で割っています。PERは予測値から企業の割安性を測った指標です。
PBR = 株価 ÷ 1株あたりの純資産
PERは株価を現在の純資産で割っています。PBRは現在の値から企業の割安性を測った指標です。
違い③:PERの目安は業界ごと、PBRの目安は1.0
PERは業界ごとに比較する必要があります。
PERの平均値は12~15%と言われていますが、業界によって数値はバラバラです。競合他社とPERを比較しましょう。
任天堂のPERを分析するとき、比較するのはゲーム業界のSONYです。東京電力のPERと比較してはいけません。
PBRは1.0よりも低いと割安で、1.0よりも高いと割高です。
ココがポイント
・PERは競合他社と比較する
・PBRは1.0よりも低いと割安、高いと割高
まとめ
以上、まとめておきましょう。
PERとPBRは「割安かどうかを表す指標」という意味では同じですが、3つの違いがあります。
PERとPBRの3つの違い
- PERは純利益で、PBRは自己資本で計算される
- PERは未来を、PBRは現在を表す
- PERの目安は業界ごと、PBRの目安は1.0
今回は以上です。