こんにちは、サラリーマン個人投資家の有馬です。今回は配当利回りの2つの意味について分かりやすく解説します。
配当利回りは配当金がいくらなのかを表すだけではありません。もう1つの考え方も身に付けておきましょう。
この記事を読むメリット
- 配当利回りの2つの意味が分かる
ではいきましょう。
【配当利回り】2つの意味を分かりやすく解説
配当利回りの2つの意味
- 「配当金がいくらもらえるのか」を表す
- 「株を何年間もっていれば元本が回収できるか」を表す
意味①:配当金がいくらもらえるのか
配当利回りとは配当金がいくらもらえるのかを表す指標です。
例えば、下記の条件で株を買ったとします。
- 株価購入金額:20万円
- 配当利回り :4%
株の購入金額は20万円、配当利回りが4%なので、毎年8000円の配当金がもらえます。
20万円 ✕ 4% = 8000円
配当利回りの計算式
配当利回りは(予想)配当金を株価で割ると計算できます。
意味②:株を何年間もっていれば元本が回収できるか
配当利回りは株を何年間もっていれば元が取れるのかを表しています。
配当利回り4%の株を買った場合、株を売らずに25年間もっていれば元本が回収できます。
例えば、下記の条件で株を買ったとします。
- 株価購入金額:20万円
- 配当利回り :4%
毎年8000円の配当金がもらえます。
20万円 ✕ 4% = 8000円
20万円を配当金で回収するには25年かかります。
20万円 ÷ 8000円 = 25年
配当利回りをこのように解釈すると、長期的な視点で銘柄を分析することができます。
ココがポイント
配当利回りで配当金を長期的にとらえる
配当利回りと元本回収年数の関係
配当利回りと元本を回収するまでにかかる年数をまとめました。
配当利回り | 1% | 2% | 3% | 4% | 5% |
元本回収 | 100年 | 50年 | 33年 | 25年 | 20年 |
配当金を目当てに株を購入したいのであれば、できるだけ早めに株を買いましょう。チャートを確認して、割安のときに買うようにしてください。
国内株式の配当利回りの目安
- 配当利回り1%:非常に低い
- 配当利回り2%:少し低い
- 配当利回り3%:普通
- 配当利回り4%:少し高い
- 配当利回り5%:非常に高い
まとめ
以上、まとめておきましょう。
配当利回りの2つの意味
- 意味①:配当金がいくらもらえるのかを表す
- 意味②:株を何年間もっていれば元本回収できるかを表す
売買益を狙って買った株価がどんどん下がっているとき、損切りする前に配当金で元本を回収し終えるまで待つのもアリ。
今回は以上です。