
こんにちは、サラリーマン個人投資家の有馬です。今回はPBRとPERとROEを総合的に分析して割安株かどうかを判断する方法について分かりやすく解説します。
この記事を読むメリット
- PBRとPERとROEを総合的に分析することができる
- PBRとPERとROEから割安株を判断する方法が分かる
PER、PBR、ROEそれぞれの詳細については別記事で解説してます ↓
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ではいきましょう。
【PBR・PER・ROE】割安株の判断基準を分かりやすく解説
先に結論から言ってしまうと、下記の関係にある銘柄は割安株である可能性が高いです。
PBR = PER × ROE
低 低 高
詳しく見ていきましょう!
PBR・PER・ROEを総合的に見て割安株を判断する方法
PBR、PER、ROEは下記の式で表される関係にあります。
PBR = PER × ROE
PBR、PER、ROEは下記の意味を持っています。
PBR、PER、ROEの意味
- PERが低い ⇨ 割安株である可能性がある
- PBRが低い ⇨ 割安株である可能性がある
- ROEが高い ⇨ 企業の収益力が高い可能性がある
つまり、株価が割安で収益力が高い銘柄は下記の関係にある銘柄です。
PBR = PER × ROE
低 低 高
ココがポイント
・PBR:低い
・PER:低い
・ROE:高い なら割安株である
さらに、PBR、PER、ROEの目安から割安株の判断基準を絞っていきましょう。
PBR、PER、ROEの目安
- PBR:1よりも低い ⇨ 割安
- PER:20よりも低い ⇨ 割安 (※)
- ROE:10%よりも高い ⇨ 収益力が高い
※国内上場企業のPERの平均値は15~20
最終的に、先ほどの式で表すと下記になります ↓
PBR = PER × ROE
1より低い 20より低い 10%より高い
ココがポイント
・PBR:1より低い
・PER:20より低い
・ROE:10%より高い なら割安株である
PBR・PER・ROEを総合的に見て割安株を分析する方法
PBR = PER × ROE
低 低 高
上式の関係を具体的な例を挙げて見ていきましょう。
例①:A社とB社、どちらが割安か
PBRがともに0.8のA社とB社があったとします。PBRが1よりも低いので、A社とB社ともに株価が割安である可能性があります
PBR | |
A社 | 0.8(低い) |
B社 | 0.8(低い) |
これだけではA社とB社のどちらが割安なのか判断できません。
PERとROEも見てみましょう。
PBR | PER | ROE | |
A社 | 0.8(低い) | 4(低い) | 20%(高い) |
B社 | 0.8(低い) | 16(低い) | 5%(低い) |
PBR = PER × ROE
低 低 高
A社とB社はPBRが1よりも低く、PERが20よりも低いため割安株である可能性があります。
しかし、A社はROEが10%より高いため、B社よりも割安株である(可能性がある)と言えます。
例②:C社とD社、どちらが割高か
PBRがともに5のC社とD社があったとします。PBRが1よりも高いので、C社とD社ともに株価が割高である可能性があります。
PBR | |
C社 | 5(高い) |
D社 | 5(高い) |
これだけではC社とD社のどちらが割高なのか判断できません。
PERとROEも見てみましょう。
PBR | PER | ROE | |
C社 | 5(高い) | 100(高い) | 5%(低い) |
D社 | 5(高い) | 10(低い) | 50%(高い) |
PBR = PER × ROE
低 低 高
C社とD社はPBRが1よりも高いため割高である可能性があります。
しかし、C社はROEが10%より低く、PERが20より高いため、D社よりも割高である(可能性がある)と言えます。
まとめ
以上、まとめておきましょう。
低PBE、低PER、高ROEであれば割安株である(可能性がある}。
PBR = PER × ROE
低 低 高
具体的な判断基準となる数値は下記である ↓
PBR = PER × ROE
1より低い 20より低い 10%より高い
本記事で紹介したPBR、PER、ROEの見方は割安性を判断する考え方の1つです。絶対的なものではありません。
PBR・PER・ROEだけでなく、そのときの株価やチャートも合わせて分析してみてください。
今回は以上です。