こんにちは、サラリーマン個人投資家の有馬です。今回は株の配当金について解説します。
この記事を読むメリット
- 配当金はどうすれば貰えるのか分かる
- 配当金がいつ貰えるのか分かる
- 配当金がいくら貰えるのか分かる
- 配当金をどうやって貰うのか分かる
ではいきましょう。
株の配当金はどうすれば?いつ?いくら?どうやって貰えるのか?
配当金はどうすれば貰えるのか?
権利付き最終日に株を持っていれば配当金を貰えます。
配当金を貰うための条件
- 権利付き最終日に株を持っていること
権利付き最終日は権利確定日の2営業日前です。
権利確定日は企業ごとに違うので企業のホームページ、またはYahoo!ファイナンスで確認してください。
これだけだと意味が分からないので、KDDI(銘柄コード:9433)を例にして解説します。
Googleにて「ヤフーファイナンス KDDI」で検索して、いちばん上に表示された「KDDI(株)【9433】」をクリック。
「株主優待」をクリック。
KDDIの権利確定日は3月末日であることが分かりました。
- 2021年3月29日(月):権利付き最終日(2営業日前)
- 2021年3月30日(火):権利落ち日 (1営業日前)
- 2021年3月31日(水):権利確定日
2021年の3月末日は3月31日(水)なので、権利確定日は3月31日(水)です。
権利確定日から休日・祝日を除いた2日前(:2営業日前)の3月29日(月)が権利付き最終日となります。
よって、権利付き最終日である2021年3月29日(月)にKDDIの株を持っていれば配当金を貰えます。
ココがポイント
権利確定日から休日・祝日を除いた2日前に株を持っていれば配当金を貰える
ちなみに、権利付き最終日に株を持っていれば、権利落ち日に株を売ってしまっても配当金が貰えます。
配当金だけを貰って売り逃げしようとする人が多いため、権利付き最終日は株価が上昇して、権利落ち日に株価が下落する傾向があります。
配当金はいつ貰えるのか?
権利確定日から約2か月後に貰えます。
配当金はいくら貰えるのか?
もらえる配当金の金額は下記の式で計算できます。
株価 × 購入株数 × 配当利回り ÷100 × 税引き率 = 配当金
株価:購入した株価
購入株数:購入した株価(国内株式では100)
配当利回り[%]:購入した銘柄の配当利回り
税引き率[%]:0.8(所得税率は15.315%、住民税率は5%)
個人投資家は所得税(15.315%)と住民税(5%)が引かれた配当金を受け取ります。
計算を簡単にするため、税引き率を80%とします。
※ 正確な税引き率は79.685%(= 100 - 15.315 - 5)
KDDI(銘柄コード:9433)を例にして解説します。
先ほどの式に当てはめると、配当金は9612円です。
3265 × 100 × 3.68 ÷ 100 × 0.8 = 9612.16[円]
(株価 × 購入株数 × 配当利回り ÷ 100 × 税引き率 = 配当金)
配当金はどうやって貰えるのか?
配当金の受け取り方法は4通りあります。おすすめは「その①」と「その②」です。
その① 株式数比例配分方式
配当金が証券会社の口座に入金される方式です。
配当金を再び株式投資に使いたい人におすすめ。
その② 登録配当金受領口座方式
配当金が銀行口座に入金される方式です。
配当金を現金化したい人におすすめ。
その③ 配当金受領証方式
配当金領収書が自宅に輸送されてきます。配当金領収書を郵便局へ持っていき現金として受け取る方式です。
証券会社に口座を開設すると、この方式が初期設定になっていますが、「その①」か「その②」の方式に変更することをおすすめします。
郵便局の営業時間中に配当金領収書を持っていく必要があり、非常に手間がかかってしまうからです。換金し忘れてしまい、配当金を貰えなくなってしまう可能性もあります。
ココに注意
配当金受領証方式は扱いづらい
その④ 個別銘柄指定方式
銘柄ごとに配当金の受け取り口座を指定する方式です。
複数の証券会社に口座を開設している人におすすめ。
まとめ
以上、まとめておきましょう。
今回のまとめ
- どうすれば?→権利付き最終日に株を持っていれば貰える
- いつ? →権利確定日から約2か月後に貰える
- いくら? →購入株価と利回りを掛けて、税金を引いた分だけ貰える
- どうやって →証券会社の口座か銀行口座に入金される
今回は以上です。